SPECIAL
スペシャル
先月4月21日(金)に行われ、彼女たちにとっての初舞台となった初回公演が好評を博し、その声に応える形で急きょ再演が決定した朗読劇の第二回公演が5月20日(土)に開催された。
各話のユニットの配役を変えて挑んだ今回の第二回公演。初回公演と同様、舞台上にそれぞれの声の主の姿はない。開演とともに真っ暗になったステージに、細いスポットライトがひとつ、またひとつと灯っていき、11の灯りが揃ったところで、「私たちは見えない」という彼女たちの声から、6編に連なる物語が紡がれていく。
第1話は宮瀬玲奈と帆風千春の2人による、ひとつの傘をきっかけに生まれる、若さゆえの焦りや不安、そして未来への光が滲み出した青春ストーリー。続く第2話には花川芽衣と武田愛奈が登場し、校舎の屋上でUFOを見ようとするちょっとオカルティックな女の子、田島貴子と、その女の子に振り回される男の子、村本のロマンチックなファンタジー・ラブストーリーが繰り広げられた。各話のあいだには、ストーリーをイメージさせる乃木坂46、欅坂46の楽曲がインサートされ、それぞれの物語に彩りを添える。
第3話は容姿端麗で高校でもアイドル扱いされているテニス部の後輩の谷川遥に突然呼び出され、どうするのがよいか分からずドギマギしてしまう男子を中心に描いたストーリー。男子役を演じる海乃るりのひとり語りで物語は進んでいくが、最後に高辻麗演じる谷川から発される告白が印象的だ。第4話は図書室を居場所にしていた女の子と、その女の子の存在に気づいていた男の子が繰り広げるピュアなストーリーを、天城サリー、涼花萌が柔らかな声で演じきった。初回公演とはすべての役どころの配役が変わったが、それだけでこうも物語の印象が変わるものかと思わせられる。
続く第5話は3人が登場するコメディチックなストーリー。花川が演じる鉄拳制裁も辞さない暴力教師「アベセン」に呼び出された倉岡水巴演じるやんちゃな男の子・木村と、高辻演じる優等生の女の子・岩中。本日2役目となる花川と高辻のまた違った演技も見られたが、木村を演じた倉岡の攻めの演技は開場からも笑いを誘っていた。そして、第6話に登場したのは西條和と白沢かなえ。白沢が演じる学校のウサギ小屋に入っている切なげな女の子と、動物部のウサギ小屋担当として注意しながらも、どこかその雰囲気に惹かれていく男の子を西條が演じ、今回の公演を締めくくった。
すべての物語の朗読が終了すると、MCの駒田航氏進行のもと、先日のSHOWROOM配信をもって発表された8キャラクターの配役が改めて発表された。はじめはスクリーンに各キャラクターと既に公開されている担当声優の写真が投影されていたが、MCの掛け声とともにスクリーンが振り落とされると、8名のメンバー本人が突如姿を現した。突然の「初お披露目」に、会場からは驚きの声が上がるとともに、温かい拍手に包まれるなか、それぞれのメンバーからの自己紹介と改めての所信表明が行われた。
花川芽衣は、「(自身の演じる)斎藤ニコルちゃんは可愛いアイドルキャラなので、その可愛らしさを表現できるよう、私も可愛らしさを大切に頑張りたいと思います」と意気ごみを語るとともに、青森県出身ということで、最後は津軽弁で会場に向けて応援を呼びかけた。
特技は裁縫という丸山あかね役の白沢かなえは「きょうの衣装は私が作ってきたんです…と言いたいところなんですけど(笑)」と笑いを誘ったが、「でも、こういう衣装であれば本当に作れます!」と発言して会場を驚かせていた。
ロサンゼルス出身の天城サリー(藤間桜役)は、日本語、英語、スペイン語のトリリンガルだが、なぜアメリカでスペイン語を習得したのかと問われると「庭師がスペイン人で、話しているうちに覚えました」とアメリカンサイズ(?)なエピソードを披露。ファンに向けても三ヶ国語を織り交ぜた挨拶を送った。
「子どもから大人まで愛されるグループになれるよう頑張っていきたい」と語ったのは、佐藤麗華役の帆風千春。生徒会長で優等生のキャラクターを演じるということで、ふさわしい女性になるべく日々努力していきたい、と抱負を語った。
戸田ジュン役の海乃るりは、自身の芸名についてMCから海が好きなのかと尋ねられると、「海を見ることは好きなんですけど、海に入ったり、海の幸は得意でないんです(笑)」と明かし、そのギャップで会場の笑いを誘っていた。
倉岡水巴が演じるのは、関西弁キャラクターの河野都。倉岡自身も滋賀県出身ということで、「関西弁で喋ってもいいですか?」と、花川に続いて方言トークを披露するのかと思いきや、突然英語で喋りはじめ、最後は「よろしゅう頼んます!」とコテコテの関西弁でしめるというネタを披露して、お笑いキャラをアピールしていた。
滝川みう役の西條和は、石鹸を切っている動画を見ることが趣味と公式プロフィールに記載しているが、最近は「スポンジを握る動画を見ること」にハマっているとのこと。その独特なセンスに、今度はどんな動画にハマるのかと会場も興味を示していた。 8人目は立川絢香役の宮瀬玲奈。SHOWROOM配信でも披露していた特技のウインクを披露して会場を盛り上げた宮瀬。公演翌週に誕生日(5月26日)を迎えることがMCから告知されると、宮瀬に祝福の拍手が贈られた。
また公演終了後には、8名のメンバーによるお見送りがサプライズで行われ、メンバーたちにファンからは応援の声が投げかけられた。
【22/7(ナナブンノニジュウニ)朗読劇 第二回公演】
5月20日(土)開場16:30/開演17:00
第1話:出演/男子役・宮瀬玲奈 吉川役・帆風千春
第2話:出演/村本役・花川芽衣 田島役・武田愛奈
第3話:出演/男子役・海乃るり 谷川役・高辻麗
第4話:出演/男子役・涼花萌 女子役・天城サリー
第5話:出演/木村役・倉岡水巴 岩中役・高辻麗 アベセン役・花川芽衣
第6話:出演/男子役・西條和 女子役・白沢かなえ
(Photo/明田光彦) (TEXT/22/7 スタッフ)
各話のユニットの配役を変えて挑んだ今回の第二回公演。初回公演と同様、舞台上にそれぞれの声の主の姿はない。開演とともに真っ暗になったステージに、細いスポットライトがひとつ、またひとつと灯っていき、11の灯りが揃ったところで、「私たちは見えない」という彼女たちの声から、6編に連なる物語が紡がれていく。
第1話は宮瀬玲奈と帆風千春の2人による、ひとつの傘をきっかけに生まれる、若さゆえの焦りや不安、そして未来への光が滲み出した青春ストーリー。続く第2話には花川芽衣と武田愛奈が登場し、校舎の屋上でUFOを見ようとするちょっとオカルティックな女の子、田島貴子と、その女の子に振り回される男の子、村本のロマンチックなファンタジー・ラブストーリーが繰り広げられた。各話のあいだには、ストーリーをイメージさせる乃木坂46、欅坂46の楽曲がインサートされ、それぞれの物語に彩りを添える。
第3話は容姿端麗で高校でもアイドル扱いされているテニス部の後輩の谷川遥に突然呼び出され、どうするのがよいか分からずドギマギしてしまう男子を中心に描いたストーリー。男子役を演じる海乃るりのひとり語りで物語は進んでいくが、最後に高辻麗演じる谷川から発される告白が印象的だ。第4話は図書室を居場所にしていた女の子と、その女の子の存在に気づいていた男の子が繰り広げるピュアなストーリーを、天城サリー、涼花萌が柔らかな声で演じきった。初回公演とはすべての役どころの配役が変わったが、それだけでこうも物語の印象が変わるものかと思わせられる。
続く第5話は3人が登場するコメディチックなストーリー。花川が演じる鉄拳制裁も辞さない暴力教師「アベセン」に呼び出された倉岡水巴演じるやんちゃな男の子・木村と、高辻演じる優等生の女の子・岩中。本日2役目となる花川と高辻のまた違った演技も見られたが、木村を演じた倉岡の攻めの演技は開場からも笑いを誘っていた。そして、第6話に登場したのは西條和と白沢かなえ。白沢が演じる学校のウサギ小屋に入っている切なげな女の子と、動物部のウサギ小屋担当として注意しながらも、どこかその雰囲気に惹かれていく男の子を西條が演じ、今回の公演を締めくくった。
すべての物語の朗読が終了すると、MCの駒田航氏進行のもと、先日のSHOWROOM配信をもって発表された8キャラクターの配役が改めて発表された。はじめはスクリーンに各キャラクターと既に公開されている担当声優の写真が投影されていたが、MCの掛け声とともにスクリーンが振り落とされると、8名のメンバー本人が突如姿を現した。突然の「初お披露目」に、会場からは驚きの声が上がるとともに、温かい拍手に包まれるなか、それぞれのメンバーからの自己紹介と改めての所信表明が行われた。
花川芽衣は、「(自身の演じる)斎藤ニコルちゃんは可愛いアイドルキャラなので、その可愛らしさを表現できるよう、私も可愛らしさを大切に頑張りたいと思います」と意気ごみを語るとともに、青森県出身ということで、最後は津軽弁で会場に向けて応援を呼びかけた。
特技は裁縫という丸山あかね役の白沢かなえは「きょうの衣装は私が作ってきたんです…と言いたいところなんですけど(笑)」と笑いを誘ったが、「でも、こういう衣装であれば本当に作れます!」と発言して会場を驚かせていた。
ロサンゼルス出身の天城サリー(藤間桜役)は、日本語、英語、スペイン語のトリリンガルだが、なぜアメリカでスペイン語を習得したのかと問われると「庭師がスペイン人で、話しているうちに覚えました」とアメリカンサイズ(?)なエピソードを披露。ファンに向けても三ヶ国語を織り交ぜた挨拶を送った。
「子どもから大人まで愛されるグループになれるよう頑張っていきたい」と語ったのは、佐藤麗華役の帆風千春。生徒会長で優等生のキャラクターを演じるということで、ふさわしい女性になるべく日々努力していきたい、と抱負を語った。
戸田ジュン役の海乃るりは、自身の芸名についてMCから海が好きなのかと尋ねられると、「海を見ることは好きなんですけど、海に入ったり、海の幸は得意でないんです(笑)」と明かし、そのギャップで会場の笑いを誘っていた。
倉岡水巴が演じるのは、関西弁キャラクターの河野都。倉岡自身も滋賀県出身ということで、「関西弁で喋ってもいいですか?」と、花川に続いて方言トークを披露するのかと思いきや、突然英語で喋りはじめ、最後は「よろしゅう頼んます!」とコテコテの関西弁でしめるというネタを披露して、お笑いキャラをアピールしていた。
滝川みう役の西條和は、石鹸を切っている動画を見ることが趣味と公式プロフィールに記載しているが、最近は「スポンジを握る動画を見ること」にハマっているとのこと。その独特なセンスに、今度はどんな動画にハマるのかと会場も興味を示していた。 8人目は立川絢香役の宮瀬玲奈。SHOWROOM配信でも披露していた特技のウインクを披露して会場を盛り上げた宮瀬。公演翌週に誕生日(5月26日)を迎えることがMCから告知されると、宮瀬に祝福の拍手が贈られた。
また公演終了後には、8名のメンバーによるお見送りがサプライズで行われ、メンバーたちにファンからは応援の声が投げかけられた。
【22/7(ナナブンノニジュウニ)朗読劇 第二回公演】
5月20日(土)開場16:30/開演17:00
第1話:出演/男子役・宮瀬玲奈 吉川役・帆風千春
第2話:出演/村本役・花川芽衣 田島役・武田愛奈
第3話:出演/男子役・海乃るり 谷川役・高辻麗
第4話:出演/男子役・涼花萌 女子役・天城サリー
第5話:出演/木村役・倉岡水巴 岩中役・高辻麗 アベセン役・花川芽衣
第6話:出演/男子役・西條和 女子役・白沢かなえ
(Photo/明田光彦) (TEXT/22/7 スタッフ)