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22/7 定期公演 “ナナニジライブ” #6 レポート
定期公演もあっという間に6回目。ソールドアウトには多くのファンが詰めかけ、ライブの始まりを待っていた。開演時間を少し過ぎてからステージに姿を表したメンバー。この日は事前にアナウンスされていた通り、花川芽衣が体調不良で欠席だったため、「未来があるから」を10人で力強く歌ってライブがスタートした。
最初のMCは自己紹介から。最近、高いテンションで会場を盛り上げてくれる宮瀬玲奈や、「先日、私の推しが星になりました……」とジョジョネタで笑いを誘う白沢かなえなど、短い言葉の中でメンバーの個性が表れるトークで和ませていく。そして天城サリーが、花川芽衣の不在を報告。「今日は芽衣ちゃんのためにも最後まで頑張ります!」と伝えると、今度は先日発表された自身の今後の活動について(※NEWS参照)、ファンから温かい言葉をもらったことに対する感謝を涙ながらに伝えていく。でも最後は笑顔で「温かい言葉に勇気づけてもらったので、今日は倍返しというか倍の倍の元気を与えたいと思います!」と言うと、最後は高辻麗がコール&レスポンスをして、再び会場を熱気を上げていく。
久々となる「人格崩壊」、そして「地下鉄抵抗主義」とカッコ良くもハードな曲を立て続けに披露していく22/7。緩急があって、キレも増したダンスと、複雑なフォーメーション、指先や視線にまで気を配った表現に圧倒される。また、花川の不在という突然の事態ではあったものの、彼女のパートを他のメンバーが代わりに歌っていたことはもちろん、ダンスにおいても、立ち位置を空けておいて彼女の存在を感じさせたり、逆にそれぞれがカバーし合ったり、いつも一緒なんだという思いが伝わるパフォーマンスにグッと来る。それはこの8人曲だけではなく11人曲でも同じで、メンバー全員の絆が強く感じられるところでもあった。
そして、リーダーの帆風千春が、約1年ぶりの4thシングル「何もしてあげられない」を8月21日にリリースすることを報告。今回は初めて11人で表題曲を歌えるということで、その喜びを新たに加わる3人が語っていく。武田愛奈は「悔しい思いもしてきましたが、応援してくれてる皆さんが22/7は11人だという思いを持っていてくれたからこそ、11人で表題曲を歌う願いが叶ったんだと思います」と伝えると、涼花萌は「11人で表題曲を歌うことが目標だったけど、担当キャラクターをもらってからは神木みかみちゃんたち3人にも歌ってほしいなと思っていました。MVでアイドルをやってるみかみちゃんが見られると思うので、一緒に楽しみにしていてください」、高辻麗は「私たちを応援してくれて、元気づけてくれたファンの皆さんに感謝の気持ちしかないです。表題曲の練習を今できていることがしあわせだなぁって思います」と喜びを語っていた。笑顔の裏にツラい状況を抱えていた彼女たちだからこそ、この曲で、さらに輝く3人、キャラを含めて6人を早く見てみたい。
「やさしい記憶」「不確かな青春」と切なさを感じる2曲を続けて歌い上げるとMCでは、「22/7計算中」のMC三四郎の相田周二がオリンピックの陸上競技決勝のチケットを2枚当てたという話題に。番組のキャラクターの誕生日企画でおねだりをしようという話から、最近誕生日企画をした帆風と海乃るりの撮影裏話に発展していく(正確には佐藤麗華と戸田ジュンの誕生日企画)。そして最後は、6月21日が誕生日の倉岡を祝おうとしたら、隣に「倉岡水巴がいないっ!!!」(海乃)という、いつもの茶番からソロコーナーへと移っていく。
倉岡は、自身で選んだドレスをまとって、『アナと雪の女王』から「雪だるまつくろう」をヘッドセットで体を動かしながら歌っていく。ミュージカルをしたいという彼女の願いがしっかりと形になり、伸びやかな歌声を会場全体に響かせていく。この日は彼女のファンも多く詰めかけ、何度も緊張する彼女を勇気づける言葉を贈っていたのが印象的だった。そこから「自分にとってのしあわせは、みなさんが笑っていることなんです」と切り出し、「声優を家族や学校から反対され夢を諦めようかと思ったときもあったけど、好きな声優さんやアイドルさんが笑顔でパフォーマンスをしてくれたから、その笑顔で私も笑顔になれたんです。笑顔は伝染するし、人の心を晴れさせてくれる力があるから、私もみなさんにとってのそういう存在になれたらいいなとずっと思ってます」と想いを伝えると、最後は彼女が大好きな坂本真綾の「DOWN TOWN」をカヴァー。ノリが難しい曲も歌っていく。途中で手を左右に振ってお客さんと一体になって楽しみ、間奏部分では、自身で考えたダンスをたっぷり披露する。よくダンスが苦手だと言っていた彼女だが、振り付けにチャレンジしたというのは本当にすごいし、この経験は彼女を何歩も前進させたように思った。
そんな彼女のステージのあと、メンバーも登場。「こうやってみんなが笑顔になるのが、みずはんらしい!」という言葉が、まさに彼女のことを表していたと思う。自分のステージを終え、安堵の表情を浮かべ、いつもの笑顔が戻った倉岡から次回のソロコーナーを託されたのは海乃るり。「水巴がいい風を吹かせてくれたので、私も負けないくらい、その上を目指して頑張っていきたい」と意気込みを語っていた。

そして最後の曲は「韋駄天娘」。大きな声と共にみんな全力で走り切り本編を終える。
笑顔がいっぱい咲く「シャンプーの匂いがした」で始まったアンコール。挑戦企画 in ナナニジライブは「Tシャツデザインに挑戦!」ということで、全員がデザインしたTシャツのイラストをそれぞれ持って登場。それぞれが一生懸命考えたTシャツのデザインをプレゼンしていく。メンバー全員のことを描いたものもあれば、ファンとの関係性を描いたものや実用性まで考えたもの、そして「私はメンバーのことも考えてます! ファンの皆さんも大好きです! でも反省してるので怒らないでください」と自分だけを描いた涼花萌が見事なオチを付けてくれていた。今後は投票を行い、一番票を集めたデザインはオフィシャルグッズとして販売されるとのこと。是非お気に入りのデザインに投票してほしい。

この夏は、8月3日に『TOKYO IDOL FESTIVAL 2019』、8月25日に『@JAM EXPO』といった大きなイベントに出演することが決定している彼女たち。大きな会場でどんなステージを見せてくれるのか、すごく暑い夏になりそうな気がする。そして8月21日には4thシングル「何もしてあげられない」をリリース。個別握手会の開催も決定しているので、そちらも楽しみだ。

最後は「循環バス」で、しっとりと、そして笑顔になれる曲で締めくくる。花川不在でのナナニジライブだったが、気持ちはいつも11人と、ひとりひとりがいつも以上のパワーを出し、しっかりとその絆を見せつけて6回目の公演を終えた。次回『22/7 定期公演 “ナナニジライブ“ #7』は、7月31日に開催となる。



<SETLIST>

M1「未来があるから」
MC
M2「人格崩壊」
M3「地下鉄抵抗主義」
MC
M4「やさしい記憶」
M5「不確かな青春」
MC
<倉岡水巴 ソロステージ>
「雪だるまつくろう」
「生まれてはじめて」
MC
「DOWN TOWN」
MC
M6「韋駄天娘」

EN1「シャンプーの匂いがした」
MC
<挑戦企画 in ナナニジライブ>
Tシャツデザイン
EN2「循環バス」
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