SPECIAL
スペシャル
グループ名にちなんだ記念日である7月22日に開催された『ナナニジフェス2019』で、2020年1月からTVアニメがスタートすることを発表したナナブンノニジュウニ。そのライブでは、8月21日にリリースされる4thシングル「何もしてあげられない」も初披露された。そして、それから1週間と少し経って開催された今回の『22/7 定期公演 “ナナニジライブ“ #7』の1曲目でも、“初めて11人での表題曲”である「何もしてあげられない」が歌われることになった。しかも新衣装をまとって。
西條和が一人でステージに登場し、少し遅れて他のメンバーがステージに現れるという新しい始まり方。残念ながらこの日は倉岡水巴が体調不良でお休みだったが、グループ全体でひとつのものを表現しながらも個々の表現力が求められるという、調和と個性のバランスが非常に難しい楽曲を、見事なパフォーマンスで披露する。指先から目線のやり方まで、全身で歌が伝えたいことを表現している姿に心を打たれたし、まだライブでは2回目の披露なのだが、堂々としたステージングだった。そしてその高い完成度は、彼女たちがこれまでレッスンやライブで積み上げてきたものの成果なんだと感じた。念願の全員での表題曲のパフォーマンスを終えると、自己紹介MCへ。
ここでは、高辻麗が「今日はすっごい楽しみにしてることがあるので。(海乃るりを見て)頑張ってね!」と、ソロコーナーをする海乃るりにエールを送っていたのが印象的だった。
そして2曲目も新曲の「ロマンスの積み木」。表題曲が“集団の中の孤独”がテーマなら、この曲のテーマは“昭和”。曲調も昭和っぽさが漂っていたし、ダンスのモチーフもちょっと懐かしさを感じる。ただ、これは若い世代にとっては新鮮さになるのが面白い。まだ誰も聴いたことがない曲だったが、四つ打ちでノリやすい曲でもあったので、観客も思い思いに楽しんでいた。
大きな拍手を受けてのMCでは、初披露した「ロマンスの積み木」の話へ。ダンスを先生の前で一人ずつ踊ったこともあったそうで、同じ振り付けでも振りの個性がかなり出ていたことに驚いていた。ちなみにこの曲はシングル「何もしてあげられない」の初回仕様限定盤Type-Bに収録されるとのこと。そして、この曲が天城と倉岡による超!A&G+『くらてん!』でラジオ初オンエアされることを告知すると、「るーりー、いつも実況ありがとう!」と話を振ってからの、海乃るりがいない!というお約束の茶番で、ソロコーナーへ。 海乃るりがソロコーナーで披露したのは剣舞。もともとすらっとした高身長の彼女だが、剣を手に軽やかに舞う姿は美しかった。衣装もこのステージのために準備されたものだそうだが、くるっと舞ったときにひらひらと広がるシルエットがとても良い。ボカロ曲で大ヒットした「千本桜」(和楽器バンド)をバックに流しながらのパフォーマンスだったが、歌詞に合わせて剣を銃に見立てたり、リズムに合わせて優雅に舞ったり、このステージへの思いが伝わってきた。当然、観客も大きな拍手を送ると、「すごい! 野菜畑みたいですね。全部(ペンライトが)緑なんで」と、彼女らしい言葉で返事をする。そして、やりたいことがあるんですと、「私がシャーと(剣を切る素振り)やったら、ぐわ~って言ってください」とリクエスト。剣舞ならではのコール&レスポンスで会場を和やかなムードにした。 「私は特技があるわけじゃないし、フルートもいろんなところ吹いているし、秀でるものがないことがコンプレックスだったんです。グループに入ったらそれも解消されるかと思ったけど、私みたいな秀でるものがない人は来ないほうがいい場所なのかな?と思ったりもしました。でも、ここに入ったときにみなさんやメンバーが、古風だねとか和風が似合うねと、私に個性を付けてくれたんです。だから、もともと殺陣をやっていたので、剣舞をやってみようと思いました」と思いを吐露する。続けて「私は人を笑顔にしたいし、人に寄り添える人にもなりたいんです。声優さんのあるコンテンツに出会って、アニメに寄り添ってもらうことを知り、私もそんなふうになりたいと思いました」と語ってセレクトしたのは、彼女が支えられたというコンテンツ『ラブライブ!』から、園田海未 (CV.三森すずこ)のソロ曲「私たちは未来の花」。和テイストのロックということで、衣装にもぴったりだったし、ファンも声を出しながら盛り上がっていた。扇やスタンドマイクを使ってダンスをしながら歌い、間奏では再び剣舞を披露したり、彼女らしいパフォーマンスで会場を笑顔にさせていた。 そんな海乃のソロステージに感動したメンバーが再び登場。剣舞ということで天城サリーが妄想を爆発させた感想を言ったり、1ヶ月間、このために努力していたことをそれぞれが話すと、「剣のきらびやかさ、るーりーのきらびやかさで、会場全体に大きい何かが届いたと思います!」と宮瀬玲奈がすごく熱い思いを伝えてくれた。ラジオでずっと一緒だった高辻はずっと号泣。戻ってきた海乃もそれを見て「泣いてんじゃん!」とツッコむと、「私のソロコーナーをやったときの、るーりーの気持ちがわかった」と伝えていた。
そして、次回、8月22日の『ナナニジライブ#8』のソロコーナーを宮瀬玲奈が担当することを発表! 「8月21日に『何もしてあげられない』が発売されるので、リリース週の勢いがあると思います。その勢いに乗って、それをもっともっと強くできるように、みなさんと一緒に楽しめるステージにしていきたいです」と意気込みを語っていた。 全員がナナニジライブの衣装にチェンジしての後半戦。まずは高辻の推し曲「不確かな青春」から。最初と最後の、ひとりずつクルッと180度回る振り付けと、最後で同じパートを歌っていた同士でハグするのも青春感があっていい。そして「未来があるから」で会場全体で一気に盛り上がると、ラストスパートの2曲は「人格崩壊」「地下鉄抵抗主義」。シリアスな表情とダンスで魅せる曲を立て続けに披露し本編を締めくくった。 アンコールでは、ライブ定番曲である「韋駄天娘」を歌って盛り上げると、「挑戦企画inナナニジライブ」へ。今回のお題は、世界中の人にナナニジの魅力をアピールしたい!ということで「世界の言葉でナナニジをPRする」というもの。まずは「覚えてるかな…」と小ボケをかましつつ、天城が倉岡が担当する予定だった英語でお手本PRをし、会場を盛り上げられると、西條がスペイン語を話せる天城の隣に行き、腕を組みながらスペイン語を、その後は、海乃がドイツ語、武田愛菜がポルトガル語、高辻麗はベンガル語、帆風千春はロシア語、宮瀬は中国語、白沢かなえはアラビア語、天城はヒンドゥー語、涼花萌はジャワ語を披露していく。 ほとんどの言語が、誰も正解がわからない状態だったので、合っているかどうかはわからないのだが、とにかくみんな一生懸命だった(何を話していたかは公式ツイッターでもアップされていくとのこと)。中国語がわかるファンもいたようで、とにかくかわいい宮瀬の中国語は、しっかり伝わったというアクションがあった。そのほかだと、途中からアラビア語風の日本語になり始めた白沢や何故かしきりに手のひらを見ていた海乃、ナマステとノリで乗り切る天城など、メンバーのチャーミングな面もたくさん見られたコーナーだった。 最後にメンバーが、結成当初からのマネージャーがチームを離れることになったことを告げると、「私たちのことを支えてくれてありがとうございました」(帆風)「正直ずっと一緒にいてほしかったけど、温かく送り出したいと思います」(天城)と感謝の気持ちを涙ながらに伝える。そして、彼女にも届くようにと心を込めて「循環バス」を歌い、ライブを終えた。 デビュー日である9月20日(金)にはマイナビBLITZ赤坂にてワンマンライブを開催、4thシングル「何もしてあげられない」は8月21日にリリース。そして『22/7 定期公演 “ナナニジライブ“ #8』は8月22日に開催される。
西條和が一人でステージに登場し、少し遅れて他のメンバーがステージに現れるという新しい始まり方。残念ながらこの日は倉岡水巴が体調不良でお休みだったが、グループ全体でひとつのものを表現しながらも個々の表現力が求められるという、調和と個性のバランスが非常に難しい楽曲を、見事なパフォーマンスで披露する。指先から目線のやり方まで、全身で歌が伝えたいことを表現している姿に心を打たれたし、まだライブでは2回目の披露なのだが、堂々としたステージングだった。そしてその高い完成度は、彼女たちがこれまでレッスンやライブで積み上げてきたものの成果なんだと感じた。念願の全員での表題曲のパフォーマンスを終えると、自己紹介MCへ。
ここでは、高辻麗が「今日はすっごい楽しみにしてることがあるので。(海乃るりを見て)頑張ってね!」と、ソロコーナーをする海乃るりにエールを送っていたのが印象的だった。
そして2曲目も新曲の「ロマンスの積み木」。表題曲が“集団の中の孤独”がテーマなら、この曲のテーマは“昭和”。曲調も昭和っぽさが漂っていたし、ダンスのモチーフもちょっと懐かしさを感じる。ただ、これは若い世代にとっては新鮮さになるのが面白い。まだ誰も聴いたことがない曲だったが、四つ打ちでノリやすい曲でもあったので、観客も思い思いに楽しんでいた。
大きな拍手を受けてのMCでは、初披露した「ロマンスの積み木」の話へ。ダンスを先生の前で一人ずつ踊ったこともあったそうで、同じ振り付けでも振りの個性がかなり出ていたことに驚いていた。ちなみにこの曲はシングル「何もしてあげられない」の初回仕様限定盤Type-Bに収録されるとのこと。そして、この曲が天城と倉岡による超!A&G+『くらてん!』でラジオ初オンエアされることを告知すると、「るーりー、いつも実況ありがとう!」と話を振ってからの、海乃るりがいない!というお約束の茶番で、ソロコーナーへ。 海乃るりがソロコーナーで披露したのは剣舞。もともとすらっとした高身長の彼女だが、剣を手に軽やかに舞う姿は美しかった。衣装もこのステージのために準備されたものだそうだが、くるっと舞ったときにひらひらと広がるシルエットがとても良い。ボカロ曲で大ヒットした「千本桜」(和楽器バンド)をバックに流しながらのパフォーマンスだったが、歌詞に合わせて剣を銃に見立てたり、リズムに合わせて優雅に舞ったり、このステージへの思いが伝わってきた。当然、観客も大きな拍手を送ると、「すごい! 野菜畑みたいですね。全部(ペンライトが)緑なんで」と、彼女らしい言葉で返事をする。そして、やりたいことがあるんですと、「私がシャーと(剣を切る素振り)やったら、ぐわ~って言ってください」とリクエスト。剣舞ならではのコール&レスポンスで会場を和やかなムードにした。 「私は特技があるわけじゃないし、フルートもいろんなところ吹いているし、秀でるものがないことがコンプレックスだったんです。グループに入ったらそれも解消されるかと思ったけど、私みたいな秀でるものがない人は来ないほうがいい場所なのかな?と思ったりもしました。でも、ここに入ったときにみなさんやメンバーが、古風だねとか和風が似合うねと、私に個性を付けてくれたんです。だから、もともと殺陣をやっていたので、剣舞をやってみようと思いました」と思いを吐露する。続けて「私は人を笑顔にしたいし、人に寄り添える人にもなりたいんです。声優さんのあるコンテンツに出会って、アニメに寄り添ってもらうことを知り、私もそんなふうになりたいと思いました」と語ってセレクトしたのは、彼女が支えられたというコンテンツ『ラブライブ!』から、園田海未 (CV.三森すずこ)のソロ曲「私たちは未来の花」。和テイストのロックということで、衣装にもぴったりだったし、ファンも声を出しながら盛り上がっていた。扇やスタンドマイクを使ってダンスをしながら歌い、間奏では再び剣舞を披露したり、彼女らしいパフォーマンスで会場を笑顔にさせていた。 そんな海乃のソロステージに感動したメンバーが再び登場。剣舞ということで天城サリーが妄想を爆発させた感想を言ったり、1ヶ月間、このために努力していたことをそれぞれが話すと、「剣のきらびやかさ、るーりーのきらびやかさで、会場全体に大きい何かが届いたと思います!」と宮瀬玲奈がすごく熱い思いを伝えてくれた。ラジオでずっと一緒だった高辻はずっと号泣。戻ってきた海乃もそれを見て「泣いてんじゃん!」とツッコむと、「私のソロコーナーをやったときの、るーりーの気持ちがわかった」と伝えていた。
そして、次回、8月22日の『ナナニジライブ#8』のソロコーナーを宮瀬玲奈が担当することを発表! 「8月21日に『何もしてあげられない』が発売されるので、リリース週の勢いがあると思います。その勢いに乗って、それをもっともっと強くできるように、みなさんと一緒に楽しめるステージにしていきたいです」と意気込みを語っていた。 全員がナナニジライブの衣装にチェンジしての後半戦。まずは高辻の推し曲「不確かな青春」から。最初と最後の、ひとりずつクルッと180度回る振り付けと、最後で同じパートを歌っていた同士でハグするのも青春感があっていい。そして「未来があるから」で会場全体で一気に盛り上がると、ラストスパートの2曲は「人格崩壊」「地下鉄抵抗主義」。シリアスな表情とダンスで魅せる曲を立て続けに披露し本編を締めくくった。 アンコールでは、ライブ定番曲である「韋駄天娘」を歌って盛り上げると、「挑戦企画inナナニジライブ」へ。今回のお題は、世界中の人にナナニジの魅力をアピールしたい!ということで「世界の言葉でナナニジをPRする」というもの。まずは「覚えてるかな…」と小ボケをかましつつ、天城が倉岡が担当する予定だった英語でお手本PRをし、会場を盛り上げられると、西條がスペイン語を話せる天城の隣に行き、腕を組みながらスペイン語を、その後は、海乃がドイツ語、武田愛菜がポルトガル語、高辻麗はベンガル語、帆風千春はロシア語、宮瀬は中国語、白沢かなえはアラビア語、天城はヒンドゥー語、涼花萌はジャワ語を披露していく。 ほとんどの言語が、誰も正解がわからない状態だったので、合っているかどうかはわからないのだが、とにかくみんな一生懸命だった(何を話していたかは公式ツイッターでもアップされていくとのこと)。中国語がわかるファンもいたようで、とにかくかわいい宮瀬の中国語は、しっかり伝わったというアクションがあった。そのほかだと、途中からアラビア語風の日本語になり始めた白沢や何故かしきりに手のひらを見ていた海乃、ナマステとノリで乗り切る天城など、メンバーのチャーミングな面もたくさん見られたコーナーだった。 最後にメンバーが、結成当初からのマネージャーがチームを離れることになったことを告げると、「私たちのことを支えてくれてありがとうございました」(帆風)「正直ずっと一緒にいてほしかったけど、温かく送り出したいと思います」(天城)と感謝の気持ちを涙ながらに伝える。そして、彼女にも届くようにと心を込めて「循環バス」を歌い、ライブを終えた。 デビュー日である9月20日(金)にはマイナビBLITZ赤坂にてワンマンライブを開催、4thシングル「何もしてあげられない」は8月21日にリリース。そして『22/7 定期公演 “ナナニジライブ“ #8』は8月22日に開催される。
<SETLIST>
M1「何もしてあげられない」MC
M2「ロマンスの積み木」
MC
<海乃るり ソロステージ>
剣舞【「千本桜」(和楽器バンド)~MC~「私たちは未来の花」園田海未(CV.三森すずこ)】
MC
M3「不確かな青春」
M4「未来があるから」
MC
M5「人格崩壊」
M6「地下鉄抵抗主義」
EN1「韋駄天娘」
MC
<挑戦企画 in ナナニジライブ>
世界の言葉でPRに挑戦!
EN2「循環バス」