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オフィシャルブログ

光を辿って。

2025.04.10

椎名桜月

ブログ開いてくださり、ありがとうございます。
椎名桜月です

先程発表された通り、22/7は新メンバーを募集することになりました。

もしかしたら、いま期待に胸を躍らせている子や、迷っている子、決意して一歩踏み出してくれた子、そんな未来の大切なメンバーが、もしかしたら見てくれるかもしれない、と思ってブログを書かせていただきます。

オーディションの話を聞いた時から、どんな言葉がいいのかずっと考えてきたけどまとまらなくて、今の私ができる言葉をここに残したいと思います。


私は小さい頃から歌うこととアニメが大好きで、歌うお仕事がしたくて、歌手のオーディションをたくさん受けていました。小学生で歌手に憧れて、ボイストレーニングに通うようになって、初めて受けたオーデションはまだ中学生だった気がします。

お母さんとオーディションの曲を選んで東京に着いてきてもらって、カラオケで声出しをして、オーディションに向かってというのを、何度繰り返したかわかりません。いろんな人に出会いました、いろんな挑戦もしました。今でも思い出すような子もいます。

ちょっと前まで同じ世界にいたのに、気がついたら届かない場所にいたり。

決して短い時間ではなかったし、悔しくて辛いこともたくさんありました。
チャンスを掴めなかったり、心が折れて諦めてしまったり。

悔しくて、悔しくて。でも悔しいと思うことも悔しくて。自分が逃げ出したくせに、このまま大人になるのは嫌だと思って、最後の挑戦で22/7を受けました。

出会えなかったら、もしかしたら、「キラキラした世界に、憧れた子」というだけで終わっていた世界もあったのかもしれません。

キャラクターに命を吹き込んでくれる声優さんは、神様みたいな人で、憧れよりも崇拝みたいな気持ちが強かったです。
アイドルを見るのは大好きだし、勇気や元気をたくさんもらってきたけど自分にはキラキラしすぎてて眩しくて、あのステージに立ちたいと思うタイプではありませんでした。

自分なんて、と常に思っていて自分のことが好きではなかった。夢はあるくせに自信なんてないし、そのくせ時間と共に積み重なってしまった苦しい気持ちばかり溢れていて、そんな時でした。

最終審査の通知が来た時は、どうしよう、と思いました。嬉しいとか、わくわくとか、そんな気持ちではなくて、不安が大半を占めていました。
受かるわけないと思って向かった最後の日。
冬の寒い日でした。

人生が変わるなんて思いませんでした。
自分が呼ばれて、信じられなくて、やっぱりどうしようって思いました。

それからの毎日はあっという間に過ぎて、22/7の曲を覚えて、ダンスを覚えて。

歌うのは好きだし得意だったけど、ダンス未経験の私は、周りのみんなに全然着いていけませんでした。立ち位置なんて覚えられなくて、何度やっても全然覚えられなくてツアーまでの毎日毎日泣いてたのを覚えています。

やっぱり向いてない、私にはできない、何度も思いました。苦しくて、逃げたいと思ったこともあります。


でも、初めて自分たちが歌う曲の音源を聴いた時のあの気持ちも、自分の声が入ったCD音源を聴いたときも、初めて衣装を着たときも、同期のメンバーと楽しく夢を語ったことも、初めてステージに立った時の気持ちとペンライトの景色も、大切な織原純佳に出会ったときも、写真が苦手で困ったことも、踊ること、ステージに立つことが楽しいと思えた時のことも、大好きな先輩が卒業すると聞いて泣き崩れたあの日も、後輩メンバーだけでステージに立ったことも、頑張らないとって決意を決めた日のことも、1人でステージに立って歌った日も、先輩の着ていた衣装を身に纏って踊った日のことも全部全部覚えています。


気づいたら4年目です。
今ではここが私の居場所になっていました。
大切で大好きな場所。

同期の後輩メンバーの中には、友達に勧められた子もいれば、アイドルにずっとなりたかった子もいます。

きっと出会うはずがなかった私たちが、違う人生を歩みながらここで出会えたことは、かけがえのないことです。

22/7というグループに出会ってから、新しい夢もできました。

逃げてしまいたいと思いながら、逃げたら負けだと思って後悔しないようにしようと考えていた私は、今ナナニジで夢を持っています。
今でもアイドルは向いてないな、と思うこともあるけどそんな私を応援してくれるメンバーや、ファンの方がいます。
アイドルがアイドルらしくいなければいけないなんて無いと知りました。
今でも自信がたくさんついたわけではないし、不安になることはたくさんあるけど、あの時の私とは違くて、近くにはメンバーがいて、応援してくださるファンの方がいます。

22/7のメンバーになれて、よかったなって思ってます。

そんな、たくさんのアイドルがいる中の1人の話です。
きっとここまでの話は今まで話すことを避けてきました。あんまり色々話すの得意じゃ無いのでね。


私が今、できることってなんだろうって考えたとき、読んでくれた方の心を少しでも動かせたらいいな、と思って書きました。

オーディションの話を聞いたとき、とっても楽しみでした。発表された今も楽しみです。
私の大好きなこのグループで、一緒に夢を追いかけてくれる子に出会えることがとにかく楽しみです。

先輩はとっても優しくて、私にたくさんのことを教えてくれました。こんなに暖かいなんて知りませんでした。
入ってからずっとずっと、その大きくて優しい背中に支えられてます。今でもまだまだ届かないけど、昔より仲良くなれて、今では隣に並んでちょっとは力になれてるかな、なんて思えるようになりました。



同期のメンバーは、不思議な感じ。
友達のような、仲間のような、いろんなことをみんなと経験してきました。家族より一緒に過ごしてるよ〜なんてリハ期間には話したりもしました。
ちょっとくらいぶつかることもあるけど、辛い時は励まし合って、笑い合ってきました。
3年経った今でも、やっぱり一緒にいる時間が大好き。
メンバー1人1人のことがとっても大好きなんです。

始まりの一歩は難しいです。
ぽーんって踏み出せる子もいれば、迷って迷って最後の最後で踏み出す子もいると思います。

私はナナニジに入るまで、沢山の後悔と出会ってきました。それでも今、ここにいます。あの時勇気を出して良かったと、心から思っています。迷うことはいいことだけど、勇気を出して踏み出してみたら、味わったことのない体験、見たことない景色に出会えるかもしれません。
きっと出会うはずがなかったみんなと、会える日が楽しみです。
私の人生に彩りを添えてくれたこの場所で、今度はみんなのことを待っていますね。

新メンバーオーディションが発表されて、あの時の不安と期待が入り混じったなんとも言えないキラキラした気持ちをすごく鮮明に思い出して、なんだか懐かしかったなぁ。


ファンの皆さんへ

みなさんびっくりするだろうなぁ、、と思いながら今日までの時間を過ごしていました。

いろんな気持ちがあると思います。
でも、勇気を出すのって簡単ではないんです。

私は考えをまとめる時間があったけど、皆さんは発表されてまだびっくりしていると思います。
もしかしたらすぐには受け入れられないかもしれない。


私にとって先輩にもらった大切なものを伝えることができる存在ができるのは、とっても嬉しいことでした。

22/7に出会って、大好きで大切にしてくださっている皆さんに、私たち22/7が選んだ未来を、そしてこの先の道を一緒に歩んでくれると嬉しいです。

まだ見えない未来のことはわからないし不安です。
でも、後悔は残したく無いからね。

その先にある光を信じて。

私の大好き、を守ってくれるメンバーに会えるのが楽しみです!
きっとこの応募が始まった春の日を、私は忘れません。


長くなりましたが、ここまで読んでくれてありがとうございました。

22/7 織原純佳役 椎名桜月

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