SPECIAL

スペシャル

22/7 3期生 定期公演
「ナナニジライブ2026」#4
2月26日公演
公式ライブレポート

『Overture』

ユーモアにあふれた影ナレに、
あたたまっていく会場

2月公演もソールドアウト――

もはや小さすぎるステージに、
立ち並ぶ、8人の誇らしい姿


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『命の続き』

この夜も、
瞬きの数だけ〝命〟を輝かせて
少しずつ、
でも確実に、
変わっている――



そのことに、
彼女たちは気づいているだろうか

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『嫌われるということ』

「好きか嫌いか理屈で考えたって
 正解は導き出せない」

いつもの橘茉奈とは、まるで別人

すべてをさらけ出す、
荒々しい叫び

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『僕が持ってるものなら』

物悲しい、歌い出し

その瞬間、
8人の瞳から光が消える



絶望の崖縁で、
冷たい風に揺れる

無垢な花のように――

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『ソロコーナー』

目を奪う、
ロングドレス姿で現れたのは、
吉沢珠璃

オーディションのときと、同じ衣装

目の前に広がる
果てしない「海」

恐れも
高揚も

ステージで抱くすべてを乗せた、澄んだ声



「私は今、この場所に立っている
 22/7の一員として、
 一人の表現者として」


〝先に航路を示した先輩たち〟

その心強さに支えられるように、
彼女の言葉は、まっすぐだった。

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『赤いバラの理由』

航海者を誘惑する、
セイレーンのような歌声

ルビーレッドに染まる会場

腰かけたハイスツール



妖艶な目配せ
華麗なバレエの跳躍

一本のバラをあしらう、
その指先まで、美しい

そこにあるのは、
スポットライトを浴びて生きる歓び



凛と顎を上げ、
舞台袖へ――

残り香だけが、
彼女の〝理由〟を物語っていた

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『朗読劇』

やんちゃな男子生徒、
南伊織



優等生の女子生徒、
折本美玲



強面の教師に呼び出され、
怯える二人

だが――

竹刀を肩に乗せ、
「あべ先」も演じきる折本」

「殴られなくて良かったー!」

ホッと顔を見合わせる2人



難しい芝居をやりきった、
その達成感がにじんでいた

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『韋駄天娘』

輝きの分だけ、
速度を増す〝韋駄天娘〟たち

名前を呼ぶコールに、
こぼれる笑み



そのたびに、
光は強くなる

ファンとともに作る空間

多幸感が、満ちていく

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『理解者』

一転して、閉じた世界だ

8人の表情が、
がらりと変わる


「それならここから出ていけばいい」

小動物のような、
桧山依子の奥にある、
確かな強さ

小柄な身体で、
振り切るように空を殴りつける、
三雲遥加

ぞくりとする不敵な、
北原実咲の笑み



彼女たちの中に秘めた陰が、
浮かび上がるナンバーだ

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『ヒヤシンス』

「いつしか芽が出たヒヤシンス」

頬に手を添え、
ぱっと笑顔を咲かせる、
黒崎ありす

今夜のヒヤシンスは、
ひときわ明るい


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『あちこちに残された走り書きの意味』

校舎を舞台にした、群像劇だ


青春は短い――

そんな「あべ先」の言葉が、
リフレインする


「22/7」のロゴがはためくステージ

8人は、
確かにそこに、
自分たちだけの〝旗〟を立てた


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『二つの道』

背中を叩き合い、
気合いを入れる開演前

そんな舞台袖の景色まで浮かぶ、
一丸となった冒険の一幕


物語のページをめくるように
 語り、
 歌い、
踊る



次に披露するときは、
先輩たちとの〝道〟が交わるのだろうか

その瞬間を思うと、
武者震がした

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『未来があるから』

膨れ上がるアンコール

その声に応えるように
さらに、ギアを上げてゆく



静――

個々のシルエットの残像が、
一つの躍動を描く


動――

葛藤を抱え、
頭を抱え、
それでも前を向く


静と動
その振幅に、
心が揺さぶられる



MV公開の発表と、
5月公演の継続が告げられ、
今宵も、歓喜のフィナーレへ

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『循環バス』

橘と吉沢の、小さなハイタッチ

8人で輪になり、
ぐるぐると描く〝永遠〟の形


名残惜しそうに、
ステージから離れない8人

でも明日は〝ナナニジの日〟

今日を終えなければ、
先へは進めない

彼女たちを待っているのは――

まだ見ぬ未来だ


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《スペシャルインタビュー:吉沢珠璃》

Q.今回の演目を選んだ理由は?
 今回のソロコーナーでは、これまであまり表に出してこなかった自分の新たな一面に挑戦したいという思いがありました。明るさや軽やかさだけではなく、内側にある情熱や葛藤、そして静かな強さを表現できる楽曲。それが今の自分には必要だと考えていたとき、この曲に出会いました。
 楽曲の前には独白のパートがあります。そこでは、ステージに立つことへの向き合い方や、以前は不安に支配されていた自分が、今はその緊張さえも受け止められるようになった心の変化を言葉にしました。そしてこの楽曲には、恋愛的要素に加えて、変化していく自分自身を引き受ける覚悟が描かれていると感じています。その感情が、独白で語った想いと重なる部分がありました。セクシーな世界観を持つ曲ではありますが、華やかさだけではなく、その奥にある芯の強さを届けたい。表面的な美しさではなく、自分がこれまで歩んできた道のりからこそ滲み出る色を表現したい。そのような想いで、この演目を選びました。
 加えて、楽曲の象徴でもある「赤」という色が、私のメンバーカラーと重なるという偶然もありました。数ヶ月前、オーディションの合宿審査を通過した際、色のついていない花をいただきました。その花が今この瞬間、自分の色に染まったように感じています。

Q.一人で舞台に立ってみてどうでしたか?
 一人で立つ舞台は、やはり空気の密度が違うと感じます。私が今まで経験してきたバレエの公演では、作品全体の流れや世界観を乱さないことが大前提にあります。その中で、いかに調和を保ちながら自分を印象づけるか、そして身体の線や佇まいを通して美しく存在できるかが求められるのです。
 今回のソロステージは、どこかコンクールに近い緊張感がありました。すべての視線が自分に向けられている感覚は、決して軽いものではありません。ただ、評価を下される場ではなく、「自分を知ってもらうための時間」であったことが大きな違いでした。その意識があったからこそ、緊張の中にも前向きな気持ちを保つことができたと感じています。ステージから見えた赤一色のペンライトは、本当に美しく、心強い光でした。その景色に支えられながら、最後まで自分らしく立ち続けることができました。

Q.良かった点はどこですか?
 今回の良かった点は、細かな表現まで丁寧に届けられたこと、そして一人で立ちながらも「決して一人ではない」と実感できたことです。ソロのステージでは、ほぼすべての視線が自分に向けられます。その分、表情や動きの一つひとつが鮮明に伝わる環境でした。だからこそ、視線の流れや呼吸の間、指先の角度まで曖昧にせず、一挙一動に必要な感情をきちんと乗せることを意識しました。自分の内側にある感情を、飾りすぎず、隠しすぎず、自然な形で届けることができたのではないかと感じています。
 ステージに立つ直前はやはり緊張していました。そんなとき、袖で「大丈夫だよ」と声をかけて励ましてくれた仲間の存在が、とても心強かったです。練習にも付き合ってくれて、客観的な意見を伝えてくれたメンバーもいました。そして、表現について指導してくださった先輩の言葉は、本番中もずっと心にありました。
 一人でステージに立つ、という形ではありましたが、その背景にはたくさんの支えがありました。その支えがあったからこそ、自信を持ってステージに立つことができたのだと思います。一人で立つ責任と自由を感じながらも、仲間や先輩の存在の大きさを改めて実感できたこと。それが今回の大きな学びでした。

Q.ステージを通して、学んだことはありましたか?
 今回改めて感じたのは、「見てくれている人がいる」という事実の重みです。お見送り会や特典会で直接いただいた言葉は、どれも真摯で温かく、自分の表現が確かに届いているのだと実感しました。
  一人で立つ舞台は、自分の現在地がはっきりと見える場所でもあります。課題も、強みも、すべてがそのまま表れます。だからこそ、逃げずに向き合い続けることが大切だと感じました。
 今回のソロステージは、私にとって大きな一歩です。これからも、支えてくださる皆さまへの感謝を胸に、より深みのある表現ができるよう挑戦を続けていきたいと思います。

※文責:キツカワトモ
※写真提供:ソニー・ミュージックレーベルズ

■22/7 3期生 定期公演
「ナナニジライブ2026」#4
2月26日公演概要

▼会場
SHIBUYA PLEASURE PLEASURE

▼公演日時
2026年2月26日(木) 開場18:30/開演19:00

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▼セットリスト
01.命の続き
02.嫌われるということ
03.僕が持ってるものなら

〈ソロコーナー〉
吉沢珠璃
04.赤いバラの理由

〈朗読劇〉
木村役・南伊織
×
岩中/アベセン役・折本美玲

05.韋駄天娘
06.理解者
07.ヒヤシンス
08.あちこちに残された走り書きの意味
09.二つの道

《アンコール》
10.未来があるから
11.循環バス

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